【松田良孝通信員】在台湾沖縄県人会の黒島真洋会長(40)=石垣市出身=は1月26日、県のグッジョブ事業の研修で台湾入りしていた八重山商工高校の生徒6人を前に講演した。黒島さんは「『なんくるないさ』の精神は大事。うまくいかないことが分かったら、次にこうしようと考えればいい」と、失敗を経験として生かしていく処世術を語った。

八重山商工高校の生徒たちを前に講演した在台湾沖縄県人会の黒島真洋会長=1月26日夜、台北市内

 黒島さんは、タッチパネルを使った注文システムを展開する会社の経営に携わる。高校時代に始めた音楽が縁で留学先の台湾で友人を増やし、卒業後に日本で職を得て台湾での生活につながったことを紹介。「今やっていることがほかのことにつながり、いい方向に行くかもしれない」と人生の中にある意外性を強調した。

 自身の会社や台北市内で開いた飲食店の経営に失敗した経験も話し、「僕はどうやったら店がつぶれるか知っている。人はどこかで絶対に失敗するが、その失敗は必ずどこかで生きる」と熱弁を振るった。

 高校生から「中国語はどのように覚えたのか」と質問され、黒島さんは台湾で語学学校に通ったものの、「勉強はせず、台湾人の音楽仲間とずっとしゃべっていた。まず話せるようになり、それから読む速度が上がった」と、実地の経験が役立つことを説明した。(ワールド通信員ネット)