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  • 今帰仁のビーチに油状の塊60個が漂着。これまでに本島北部で212個発見
  • 上海沖で沈没したタンカーから流出した油の可能性もあり海保が調査
  • 県に水産被害の報告はないが、環境省は野生生物に汚染がないか情報収集

 沖縄県今帰仁村運天のウッパマビーチで13日、広範囲に黒い油状の塊約60個が漂着しているのが見つかった。沖縄本島北部で発見された油状の塊や、油のようなものが付着したペットボトルなどは同日までに少なくとも212個に上った。県は14日に北部12市町村や海上保安庁の関係者を集めた連絡調整会議を開き、対応状況を確認する方針。環境省那覇自然環境事務所も、油に汚染された野生生物がいないかの情報収集を急ぐ。

ウッパマビーチで見つかった油状の塊=13日、今帰仁村(那覇海上保安部提供)

タンカー炎上沈没地点と、油状物などが漂着した海岸

ウッパマビーチで見つかった油状の塊=13日、今帰仁村(那覇海上保安部提供) タンカー炎上沈没地点と、油状物などが漂着した海岸

 那覇海上保安部によると13日午前10時15分ごろ、今帰仁村から通報があり、名護海上保安署の職員が油状の塊を確認。最大でこぶし大の大きさという。

 塊などの漂着は、8~10日にかけて本部半島や国頭村、恩納村の海岸でも相次いで見つかった。同保安部は、東シナ海で1月14日に沈没した石油タンカーから流出した油の可能性もあるとみて関連を調べている。

 県水産課によると、各漁協や県漁業協同組合連合会に情報提供を呼び掛けたが、現時点で水産被害の報告は確認されていない。

 県は会議で改めて現状を確認するほか、1月末から塊などの漂着が始まっている鹿児島県奄美群島の対策なども共有する。

 10日に油状の塊約10個の漂着が確認された恩納村海浜公園ナビービーチの管理事務所の男性は「たまたま冬場だったから、特段影響がなくて済んだ。海水浴客のいる夏場だったら迷惑していたと思う」と話した。