【うるま】県立沖縄高等特別支援学校2年生の仲宗根優理君(16)と新垣羽君(17)がこのほど、介護職員初任者研修の資格を取得した。昨年取得した照屋慧祐君(17)と合わせて2年生に3人の同資格取得者がそろった。同校では3人の頑張りをたたえ「他の生徒の励みになれば」と期待している。同校からは昨年、照屋君と一緒に今春の卒業生1人が同資格を取っており、仲宗根君と新垣君は3、4人目。同資格は2013年から始まり、以前のヘルパー2級に相当する。

介護初任者研修の資格を取得した(左から)照屋慧祐君、新垣羽君、仲宗根優理君=うるま市の沖縄高等特別支援学校

 同校は、軽度の知的障害がある生徒が全寮制で学ぶ。学校では同資格に向けた対策などはしていない。そのため自宅に戻る夏休みに、専門学校に通い、所定の時間数の講座を受けるなどして合格した。

 照屋君は、母親の勧めで昨年資格を取得。「リポートが難しかった」。実際に学校の授業で介護の職場体験をしてみて「自分に合っている。もっと勉強したい」

 仲宗根君は、照屋君や卒業生が資格を取得したのを見て「自分も」と取り組んだ。「内容が分かってくるのが楽しかった。実務が必要な介護福祉士の資格もとりたい」と就職に向けて意欲を見せた。

 保育の仕事を志す新垣君は、父親の提案で「保育にも役立つかも」と挑戦。自信を深めた様子で「次は保育関連の資格を取りたい」と話した。

 比嘉浩校長は「自主的に資格を取る意欲が素晴らしい。他の生徒へのアピールになる。資格があることで、希望の就職につなげられたら」とたたえた。