【南風原】北海道の帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)の一行17人を招いた「アイヌ古式舞踊公演」が15日、南風原文化センターで開かれ、南風原町文化協会の会員と互いに芸能を披露し交流した。女性2人が男性をめぐって取っ組み合う「シネオッカイトウメノコ」が演じられると、相撲のような男女の動きに笑いが起きた。

アイヌと沖縄の踊りや歌で交流した「アイヌ古式舞踊公演」=15日、南風原文化センター

 南北の芸能が交流し、絆を強める目的。アイヌ側の男女は、濃紺や黄色の生地に青やだいだい色の細い線で模様を描いた衣装を着け「サロルンチカップリムセ(湿原の鳥の踊り)」や楽器ムックリの演奏を披露。南風原側も安里屋ユンタの歌三線で歓迎した。

 帯広市の竹山真紀さん(37)は、「沖縄の踊りを見ることができて楽しかった。アイヌへの偏見がいまだ残っており、知ってもらうことを通して差別をなくしたい」と話す。南風原町の織物業大城幸正さん(66)は、「織物を織り、洗うしぐさの踊りを見て鳥肌が立った」と喜んだ。

 一行は同日、名護市のハンセン病療養所・沖縄愛楽園でも公演した。