旧暦の「トゥシヌユールー」(年の夜、大みそか)の15日、翌16日の旧正月で新年を祝う人が多い糸満市では、公設市場にしめ縄や門松、鏡餅、かまぼこなどを買い求める客でにぎわった。

旧正月の餅や菓子などを求める買い物客=15日、糸満市中央市場(田嶋正雄撮影)

 魚のタイをかたどったコーグヮーシ(らくがん)などを売っていた「やまとや製菓」の新城照奈さん(37)は「大型スーパーが増えても、必ず毎年来てくれる常連さんがいるから頑張らないと」と旧盆並みの客足をさばいた。お供えの三色の紙「アカカビ」などを店先に並べた翁長初子さん(82)は「夕方からは家でごちそうの仕込み。商売人は忙しい」と品出しに追われた。

 市内に住んで5年の団体職員、川〓紋さん(26)=福岡県出身=は松や桜、菜の花を手に「沖縄に来て初めて旧正月が休みになった。友人の家に招かれているので、お正月料理を習いたい」と楽しみにしていた。

 ※〓は「嵜」の「山」かんむり下が「奇」