沖縄県警交通企画課は15日、2017年に県内で発生した全人身事故に占める飲酒絡みの事故の割合が、統計を取り始めた1990年以降初めて全国ワーストを脱却したと発表した。人身事故5168件のうち飲酒絡みは82件で、構成率は1・59%。最下位から4番目に改善したが、全国平均0・8%の約2倍と依然として高い。ワースト県の構成率は1・87%だった。

沖縄県内の飲酒絡み事故の割合は依然として全国平均の2倍

飲酒絡み事故の構成率の推移

沖縄県内の飲酒絡み事故の割合は依然として全国平均の2倍 飲酒絡み事故の構成率の推移

 同課によると、全死亡事故に占める飲酒絡みの事故の割合も12・2%で、下から3番目となり、5年ぶりに全国ワーストを脱した。飲酒絡みの死亡事故は5件で、計6人が死亡した。

 一方、昨年は飲酒運転で2042人が検挙されており、実数では2番目に多い。人口千人当たりの検挙件数は全国ワーストで、全国平均の6・8倍だった。

 県警が飲酒運転検挙者1576人を対象に実施した17年実態調査によると、検挙された時間帯で最も多かったのは深夜(午前1~5時)で31・5%。出勤時間帯(同6~10時)が24・9%と続いた。

 「酒を飲んだ後、車を運転するつもりだった」と答えた人は68・7%。飲酒運転の理由は「この程度は大丈夫だと思った」「警察に捕まらないと思った」が合わせて72・3%を占めた。

 同課は、27年連続だった全国ワーストを脱却したことについて「手放しで喜べない」と強調。潜在的に飲酒運転をする人が多いことから「今後も飲酒運転根絶のための対策や取り締まりを継続していく」とする。