【オークランドで平島夏実】沖縄タイムス社による創刊70周年記念の海外市場視察団(団長・豊平良孝社長)は15日、ニュージーランドのオークランドを訪れ、日本貿易振興機構(ジェトロ)オークランド事務所の奥貴史所長と在ニュージーランド日本大使館の特命全権大使で元沖縄大使の高田稔久氏による講話をホテル内で聴いた。

在ニュージーランド日本大使館の高田稔久特命全権大使(右)の講話に耳を傾ける視察団のメンバーら=オークランド内のホテル

 奥氏はニュージーランドの貿易事情に触れ、輸出は酪農製品、肉類、木材が輸出全体の半分近くを占めると説明。最大の輸出相手国は英国だったがその後米国、オーストラリア、さらに2013年から中国へ変わったといい、「08年に結ばれたニュージーランドと中国の自由貿易協定(FTA)で潮目が変わった。ニュージーランドの次の期待先は日本。環太平洋連携協定(TPP)への参加が決まれば2国間でFTAが結ばれる」と解説した。

 高田氏は、沖縄とニュージーランドは観光の隆盛や女性の活躍などで共通していると指摘。「日本では来年ラグビーワールドカップ、20年には東京五輪がある。イベントを通じて関係をさらに深めてほしい」と呼び掛けた。視察団は17日に帰国する。