先天性小児脳腫瘍を経験した看護師(サバイバー・ナース)の岸本聡子さん(32)が、小児がんへの理解や啓発を目的にした「OUT PUT展」が22日まで那覇市民ギャラリーで開かれている。胎内や痛みをモチーフにし絵画27点と風船などでつくるオブジェが並ぶ。

会場を訪れた高校生と絵画や小児がんについて話す岸本聡子さん(右)=17日午前、那覇市民ギャラリー

 4歳のおいを小児がんで失った経験がある中松竹雄さん(77)=那覇市=は17日の開幕直後に訪れた。小児がん経験者が後に合併症に悩む現状などの資料を見て「治療だけでなく就職でも難しい面がある。社会全体で支えていく必要がある」と話した。

 岸本さんは「小児がん経験者が自立へつながる社会になることを願っている」と開催の狙いを説明。賛同者への資金協力も呼び掛ける。

 展示は午前10時~午後7時(最終日は午後5時)、入場無料。