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  • 外国人観光客向けの会話アプリをてぃーだスクエア社が開発中だ
  • 観光施設や空港、病院でよく使う例を集め音声も出る。5言語対応
  • 同社のタイ法人が日本人向けに開発。好評だったため逆輸入した

 てぃーだスクエア(浦添市、嶌田浩司会長)は、外国人観光客向けに飲食店や観光施設などでよく使われる会話をまとめた指さしアプリを開発している。スマートフォンなどの画面上で名詞と動詞を組み合わせることができ、会話の種類が豊富で音声も出る。英語など5カ国語に対応している。同社が運用する観光サイトとも連動させ、観光客の利便性を高める。12月から無料提供する。(照屋剛志)

てぃーだスクエアが開発した指さしアプリのタイ語版(同社提供)

 アプリは観光客の使用頻度が高い会話例を買い物や観光施設、病院、空港などの項目ごとにまとめた。英語、中国繁体字、簡体字、韓国語、タイ語の5カ国語がある。

 画面上に並んだ名詞と動詞を組み合わせて使用。場所を探す場合は「~どこですか?」のページから、トイレやコンビニ、空港の搭乗口などのボタンを選び文章を作る。QRコードからダウンロードし、観光客は無料で利用できる。

 同社のタイ法人、シーポイントタイランド(バンコク)がタイを旅行する日本人観光客用として開発した。好評だったため、外国人観光客が増え続けている沖縄への“逆輸入”を決めた。

 10月には沖縄を訪れたタイ人観光客にQRコードを記載したチラシを配布し、反応を検証。旅行者250人のうち約50人が利用し評価を得たという。

 同社が運用し、飲食店や観光施設などを紹介するサイト「沖縄テテル」の情報も盛り込み、観光客の利便性を高める。沖縄テテルはサイトのほか、ホテルのフロントなど県内18カ所に電子看板としても設置している。県内147施設を紹介し、割引クーポン券も発行している。

 将来的には拠点のある香港やベトナムでも同様のアプリを開発し、アジアに展開したい考え。

 観光インバウンド事業部の前田昭宏リーダーは「紙の指さしシートはよくあるが、アプリで音声まで出るのは珍しい。観光客の満足度向上につなげ、沖縄観光を盛り上げたい」と話した。