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  • 自公両党は来夏の参院選の公示を6月23日と想定し、準備を本格化
  • その日は沖縄の慰霊の日で県主催の沖縄戦全戦没者追悼式もある
  • 県連「それはまずいな」県本「スピーカーで政策訴えるのは具合悪い」

 自民・公明両党が来年夏の参院選の公示を慰霊の日の6月23日と想定し準備を本格化させたことについて、国政野党からは「沖縄の歴史を踏まえない対応だ」と批判の声が上がり、与党の自民党県連、公明党県本部からも疑問視する意見が出ている。

来賓あいさつをする安倍晋三首相=2015年6月23日午後0時40分、糸満市摩文仁・平和祈念公園

 野党で県政与党第1党の社民党県連、照屋大河書記長は「新基地問題では沖縄に寄り添うなどというが、やはり口だけ。沖縄のことは考えていない」と批判した。「沖縄戦の歴史を知らないはずはないが、こういう対応をされると本土と沖縄は違う歴史を歩んできているのかと思ってしまう」と指摘した。

 自民県連の具志孝助幹事長は「慰霊の日か、それは沖縄にとってまずいな」と険しい表情を浮かべた。県の全戦没者追悼式に首相が参列することを指摘し「例年、多くの政府、政治関係者も参列する。どうなるのだろう」と気をもんだ。

 公明県本の金城勉幹事長も「慰霊の日に朝からスピーカーで政策を訴えるのは具合が悪い」と困惑する。全国選挙であることを踏まえ「沖縄の都合だけで日程は決められないのかもしれない」としつつ、党本部の意向を確認する考えを示した。