【平安名純代・米国特約記者】名護市辺野古の新基地建設計画阻止へ向け、カリフォルニア州を訪れている「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」訪米団は17日、サンフランシスコ市内の戦争記念館で記者会見し、日本政府が沖縄県を訴える状況を報告するとともに、米市民らに協力を訴えた。

記者会見する島ぐるみ訪米団の呉屋団長(右から4人目)ら=17日、米カリフォルニア州サンフランシスコ市内の戦争記念館

 団長を務めている呉屋守將氏(金秀グループ会長)は「辺野古をめぐる問題は、沖縄がこれまで置かれてきた状況を表している」と政府が県を訴えるという状況は過去70年にわたる沖縄差別が現存している表れだと指摘。渡久地修県議は「沖縄の意思に反して基地を造った米も当事者。政府を動かすには米市民の皆さんの力が必要だ」と訴えた。

 会場はサンフランシスコ講和条約が締結された場所で、同訪米団を支援する平和を求める退役軍人の会(VFP)のメンバーの協力で実現した。

 訪米団は、ナンシー・ペロシとバーバラ・ボクサー両上院議員やマイク・ホンダ下院議員の事務所を訪問し、各議員の補佐官らとの面談で新基地建設阻止へ向けた協力を要請。地元のラジオ局KPFAの番組「フラッシュ・ポイント」にも出演した。同市内で開かれた市民対話集会では、真の安全保障のための女性の会(WGS)のメンバーらを中心に今後の戦略を議論した。