【北部】自転車競技の祭典「ツール・ド・おきなわ2015」に参加した男性(63)が心筋梗塞を起こし、MESHサポートの救急ヘリで搬送されて一命を取り留めた。男性は17日、入院中の名護市内の病院で「救ってもらった命。感謝したい」と語った。

本部港からヘリで搬送される男性=8日(MESHサポート提供)

 8日の市民レース50キロに沖縄県外から出場した男性は、本部町の海洋博公園を過ぎたところで胸が痛くなった。大会救護班の看護師が要請したMESHヘリは7分後、本部港に着陸。同乗の医師らがその場で心筋梗塞と診断し処置した。

 北部地区医師会病院に搬送するまでは数分。到着後すぐ緊急手術をした。ヘリに同乗したMESHサポートの宮城元樹航空救命士は「車の搬送に比べ、30分以上早く処置ができた。元気な姿が見られて本当に良かった」と喜んだ。

 男性は「痛くて目も開けられなかったが、ヘリに乗せてもらっていることは分かった。運が悪かったが、ここで症状が出たのは運が良かった」。病室を見舞った宮城さんらに「ありがとうございます」と頭を下げた。20日には退院できる見込みだという。

 大会は今年27回目。これまで死者はいない。MESHサポートは「今後もスポーツイベントや観光の安心を支えていきたい」と話した。