インターネットを使った贈答システムを開発するギフトパッド(兵庫県、園田幸央代表)が、沖縄県産土産品などをSNSを使って贈れる「ちゅらギフト」を3月にも始める。

住所が分からなくてもメールやSNSでモノを贈れる

 送り主は土産品店などに設置するQRコードをスマートフォンなどで読み込み、送りたい商品カタログのURLをメールやSNSで受取人に送る。受取人はカタログサイトから商品を選んで住所などを入力すると、贈り物が届く仕組み。園田代表は「荷物になることなく手軽に贈り物を買うことができ、機会損失が減らせる」と話している。

 送り主は、カタログを選んでクレジットカードなどで決済。メールやSNSで受け取り専用サイトのURLを相手に送信するだけで発送手続きが済む。送り主は相手の住所を知らなくても贈ることができ、自分用にも使える。

 現在、県内の特産品生産者や土産品関係者らと商談し、すでに無農薬で育てた琉球ビーグ(イグサ)で作った小物やもろみ酢などの取り扱いが決まっているという。

 これまで北海道などで同様の取り組みをしている。

 同社は全国で約10万点の商品を扱っている。2011年には、結婚式の引き出物として電子カタログにアクセスできるカードを贈るサービスを始めた。現在は、企業の顧客向けの記念品や株主優待ギフトのネット取り扱いなど、法人向けビジネスが、売り上げの9割を占める。

 園田代表は「観光地としても人気の高い沖縄の土産品は、記念品としても十分通用する」と強調。NTTドコモと協力し、動画やメッセージも併せて送れるようにする予定で、「口コミによる魅力発信に加え、これまで流通していなかった新たなヒット商品の発掘にも貢献できれば」と話している。(政経部・島袋晋作)