名護市辺野古の新基地建設に反対する市民ら約200人は19日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議行動をした。午前7時すぎ、ゲート前で座り込みの抗議をしていた男性(52)=沖縄市=が、機動隊員ともみ合いになった後、背中に痛みを訴え、名護市内の病院に運ばれた。肋骨(ろっこつ)骨折の疑いと診断されており、精密検査を受ける予定。肋骨骨折だと全治1カ月となる。

米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込む市民を強制排除する機動隊員ら=19日午前7時すぎ、名護市辺野古

 男性は午前6時すぎから、工事車両の基地内進入を阻止するため、市民ら70人と同ゲート前に座り込んでいた。午前7時すぎに機動隊員が市民らの強制排除を開始。男性は機動隊員の股をくぐり抜けようとしたところ、3~4人に羽交い締めにされ、背中に痛みを覚えた。

 羽交い締めにされた後、工事車両が基地に入る間の10分ほど、地面に押さえ付けられたという。男性は知人とともに病院に行った。本紙の取材に「屈強な機動隊員が複数で押さえ付けてきて、まったく身動きができなかった。恐怖すら感じた」と話した。

 市民らはゲート前でデモ行進も実施。「警視庁帰れ」「辺野古の海を守れ」と声を上げた。

 海上では、スパット台船3基がボーリング調査を進める中、新基地建設に反対する市民らが抗議船3隻、カヌー11艇、サーフボードに立ったまま乗って水をこぐSUP(スタンド・アップ・パドル)数艇で抗議。

 市民らは海上保安官に対し、抗議船の船長が18日、海上保安官に取り押さえられて緊急搬送されたことに「市民を守る立場ではないのか」「反省を示して」と訴えた。