米軍基地内で働く人の視点で書かれた小説は、そう多くはないだろう。この作品は、筆者が基地就労の経験が結実したものといえる。主人公の広子の心の機微はもちろんだが、職場の環境やそこでのやりとりが、丁寧に描写されている。基地内部の現実が見えるようである。 展開の早さも心地がいい。

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