【小浜島=竹富】国の重要無形民俗文化財の「小浜島の結願祭」が20日、竹富町小浜の嘉保根御嶽(かふにわん)で開かれた。島の長老が舞台を囲む中、北村、南村に分かれた小浜の人々が華やかな芸能を奉納した。

華やかな衣装に身を包んだ踊り手に見入る島の高齢者ら=竹富町小浜、嘉保根御嶽

 豊作の願いが実を結んだことを感謝し、来年の五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭り。御嶽には観光客も訪れ、舞踊や狂言など島に古くから伝わる芸能を堪能した。

 せりふは島言葉で語られる。初めて訪れた観光客は「伝統が残されていると聞いて見に来た。子どもたちもたくさん参加していて、素晴らしい祭りですね」と感心した様子で話した。

 結願祭にだけ披露される演目「ハピラー」では、2人の舞手が風車を手に喜びを表す舞を披露し、ひときわ大きな拍手が会場にこだました。(奥沢秀一通信員)