【大城章乃通信員】名護市辺野古の新基地建設に反対するハワイ市民らの抗議運動が11日、ホノルル市内の日本国総領事館前で行われた。

辺野古の新基地建設反対の抗議活動を行う市民団体ら=11日、ホノルル市

 集まった26人の参加者は辺野古の海を守るという意味を込めた青色のリボンや「ピースフォアオキナワ(沖縄へ平和を)」などのメッセージが書かれたプラカードを掲げ、平和の大切さを訴えた。

 抗議運動が行われたこの日はベテランズデーと呼ばれ、戦場から帰還した退役軍人に敬意を表す日。

 本来この日は、第1次世界大戦の休戦条約が締結されたことを祝う終戦記念日であったが、1954年に現在の意味合いに変更された。

 戦争を正当化するのではなく平和を願う日であるべきだとして、米退役軍人らで結成する市民団体「Veterans For Peace (VFP、平和のための退役軍人の会)」をはじめとする複数の市民団体が集まり、沖縄にも平和が訪れるようにと道行く人へアピールした。

 この運動の提案者で、自身も退役軍人である県系2世のピート・ドクターさんは「琉球処分を行った日本、そして沖縄を統治したアメリカが、沖縄の安全保障を主張するのは矛盾している」と強調。

 また「沖縄を応援する国々のつながりが世界中に拡大する中で、安倍政権の動きは自国に多大なる恥をさらしている。沖縄と非常に類似した歴史を持つハワイには、現在の沖縄が抱える苦境を理解する日系うちなーんちゅやハワイ先住民がいる。沖縄は独りで戦っているのではないことを伝えたい」と話した。