【我如古朋美通信員】 シドニー最大の日本祭りといわれる「 MATSURI in Sydney」が7日、オーストラリアのシドニー(ダーリンハーバー)で開催された。イベントには現地で働く日本人や子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が参加。日本アニメのコスプレをしたり、浴衣を着て屋台の日本料理を食べながら、ステージや展示ブース、日本文化が体験できるワークショップを通して多くの人が楽しんだ。

オリオンビールブース前で、(左から)オリオンビール外販部の仲田健人さん、シドニー県人会会長・浦崎政美さん、オリオンビール外販部の大久保竜也さん=シドニー

 10年前から日本文化の紹介、日豪両国民の親睦と交流を図るイベントとして開かれており、毎年約3万人が来場する。同イベントは、多くの企業の協賛によって成り立っている。オリオンビールもスポンサーの1社。会場入り口にはオリオンの旗が数多く立てられており、オリオンビールを片手に祭りを楽しむ光景は、沖縄を思い出させる。現地の担当者によると、オリオンビールはフレッシュで高級感があり、現地の人に評判がいいという。

 沖縄に関連するブースには自然と沖縄にルーツを持つ人らが集まり、コミュニティーができていた。異国の地で生活する人々が共に励まし合い、故郷の沖縄について語り、さらには沖縄のために何かできないかと考える光景は、印象的だ。

 シドニー県人会会長の浦崎政美さんによると、2014年には沖縄の認知度を高めるため、サーターアンダギーやスパムおにぎり、沖縄そばなどを販売したり、ステージでは空手や琉球舞踊などの文化を紹介し、好評を得たという。

 しかし、オーストラリアでは沖縄の知名度はまだまだ低いとも言う。今回は予算の関係もあり、沖縄の出店はできなかったが、こうしたイベントのステージや展示、屋台などを利用することで「沖縄の認知度を高め、それはいつしか沖縄の観光客集客へと大きくつながる重要なことだ」と浦崎さんは話した。