【沖縄】ホームレスや生活困窮者支援団体のNPO法人プロミスキーパーズ(山内昌良代表)が年内にも、沖縄市内に子どもの居場所や学習支援などを兼ねた「子ども食堂」を開設する。家庭の事情で満足な食事ができなかったり、1人で食事をする子どもらに、毎日300人分の夕食を無料で提供する見通し。母子家庭の母親など、女性の相談支援もしていく。クリスマスまでのオープンを目指している。

子ども食堂の開設を目指す(左から)西銘宜彦牧師、東江一正副代表、山内昌良代表、アンソニー・デイビスさん、スミス美咲さん、栗生みどりさん=20日、沖縄市住吉

子ども食堂が開設される予定の旧住吉会館

子ども食堂の開設を目指す(左から)西銘宜彦牧師、東江一正副代表、山内昌良代表、アンソニー・デイビスさん、スミス美咲さん、栗生みどりさん=20日、沖縄市住吉 子ども食堂が開設される予定の旧住吉会館

 食堂の場所は元の住吉会館。建物は約660平方メートル、70台分の駐車場もある。ホールに300人以上が座れる椅子と机を置き、宿題などの学習支援や遊びもできる空間にする予定だ。

 中部の拠点としてキーパーズのスタッフが常駐するほか、米軍関係者との結婚や交際のトラブルを抱える女性の相談支援をするNPOウーマンズプライド(スミス美咲代表)の事務所と教会を併設し、母子家庭や生活に困窮する女性もサポートしていく。スミスさんは「沖縄市に事務所を置きたいと思っていた。支援が必要な女性が多いのではないか」と話す。

 山内さんは、これまで支援してきた人の多くが、幼いころに貧困や家庭内暴力などを経験していたことから、子どもの支援を強く感じていた。周囲の要請もあり、5年ほど前から「沖縄市で子どもを支えたい」と場所を探し続け、ついに開設に動きだした。

 現在、那覇市で週1回の炊き出しを10年以上続けている山内さんだが、一番の課題は「本当に必要な子に支援をどう届けるか」だという。

 すでに資金や食材提供の申し出もあり、米軍基地内からもボランティアが訪れる予定。学習支援ボランティアも含め、協力を広く募集している。

 問い合わせはプロミスキーパーズ、電話080(2707)4416。