沖縄海区漁業調整委員会(金城明律会長)は20日、那覇市内のホテルで定例会を開き、イセエビ類およびセミエビ類の禁漁期間を4月から7月までの4カ月とし、体長制限も20センチ未満と引き上げることを決めた。セミエビ類の漁獲規制を設けるのは初めて。4月1日から実施する。

(資料写真)外国人観光客にイセエビを売る女性=1月11日、那覇市の公設市場

 現在、イセエビ類は資源管理のため「県漁業調整規則」に基づき4~6月を禁漁期間とし体長制限は18センチ未満と設定、違反者には罰則規定がある。新たに延長が決まった7月までの禁漁期間は「委員会指示」で、法的効力はない。悪質な場合には罰則が適用される。今後は漁業調整規則まで引き上げることも検討している。

 イセエビ類は「カノコイセエビ」「シマイセエビ」など8種、セミエビ類は「セミエビ」と「コブセミエビ」が対象。県内では「カノコイセエビ」と「シマイセエビ」の水揚げ量が多く、いずれも体長は30~40センチまで成長する。近年、イセエビ類やセミエビ類の需要が旺盛で資源量の減少が懸念されている。

 イセエビ類は三重県や千葉県、静岡県などでも水揚げされる。他県でも資源管理のために禁漁期間を設けており、三重県では5~9月、静岡県は5月15日~9月15日まで4~5カ月間規制されている。