報道の在り方について識者の意見を聞き、紙面の質向上につなげる「沖縄タイムスと読者委員会」の第8回会合が20日、那覇市の沖縄タイムス社であった。委員を務める仲地博氏(沖縄大学学長)、仲本榮章氏(ウィルコム沖縄経営顧問)、糸数貴子氏(Weぷらんにんぐ代表)が、本紙1月1日付の元日号や、年初から各紙面で展開している新年企画の連載などについて意見を出した。

今年の元日号や新年企画などについて意見を交わす「沖縄タイムスと読者委員会」=20日、沖縄タイムス社

 仲地氏は「新年企画はそれぞれで内容が充実して面白い」としつつ、「ただ、タイトルから内容を想像するのが難しく、違和感を覚えた」と記事をイメージしやすいタイトルの必要性を説いた。

 仲本氏は元旦号について「県が名護市辺野古の新基地建設に替わる独自案の作成に着手したことを報じるなど新聞社の姿勢を示す、新年にふさわしい内容だった」と評価。一方、「開発が進むAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など最先端技術の話題もほしかった。来るべき時代に向けた記事があってもよかったのでは」と提言した。

 糸数氏は「キャンペーン企画『どうする学童』は、市町村アンケートなどで学童問題の実態を明らかにしている。子育てのしやすい社会をつくるきっかけにしてほしい」と述べた。

 新年号・企画のほか、経済面についても意見を聞いた。