全国の小児病棟を訪ね、闘病中の子どもを楽しませる「ホスピタルクラウン」のクラウンKこと大棟耕介さん(48)=名古屋市=が20日、那覇市立病院を訪れた。オレンジのコスチュームに赤鼻を着け、ジョークを飛ばしながらバルーンアートや手品を披露。子どもだけでなく大人たちも笑顔にし、病棟が明るい雰囲気に包まれた。

ホスピタルクラウンのクラウンKこと大棟耕介さん(左)から皿回しを教わる仲地要颯希君=20日、那覇市古島・那覇市立病院

 仲地要颯希(いぶき)君(8)は、大棟さんに教わり皿回しに挑戦。不安定に回転する皿を細い棒に乗せるのに成功すると「緊張して怖かったけどおもしろかった」と笑みがこぼれた。

 日本ホスピタル・クラウン協会の理事長も務める大棟さんは、25年前から全国の病院を回るベテランのクラウン。那覇市立病院には2005年からほぼ毎月通う。同病院によるとふさぎがちだった子どもが笑顔を見せるようになったり、病状も良くなったりと、心のケアになっているという。

 現在、全国で110人の協会公認ホスピタルクラウンが活動しているが、県内にはまだ一人しかいない。大棟さんは「たくさんの人に活動を知ってもらい、子どもを笑顔にするため協力してくれるクラウンが増えてほしい」と話した。