バスケットボール2個を指1本で回したり、3個同時にハンドリングしたりと、技を競うフリースタイルバスケットボール。JJの名前で活動する仲宗根潤治(36)=那覇市=は2007年の全国バトルで優勝し、専門誌にも取り上げられたトップパフォーマーだ。「フリースタイルを広め、いつかNBAの試合のハーフタイムで技を見せたい」と夢を追う。(大門雅子)

フリースタイルバスケットボールのテクニックを披露するJJこと仲宗根潤治=那覇市おもろまちの新都心公園

 中学までは帰宅部だった。「好きなバスケを真面目にやってみたい」と、強豪興南高で競技を始めた。レギュラーになれなかったが、卒業後も一般のクラブチームでプレーしていた。

 転機は03年。米国のストリートボールチーム「AND1」の映像を見たのがきっかけだった。「ドリブルのスキルを見せながら相手を抜く。こんなことができるんだと衝撃を受けた」

 ストリートボールは豪快な技を織り込みながらゴールを目指してチームでプレーするが、仲宗根は170センチと上背がなかったため、ドリブルやハンドリングの技術を1人で見せるフリースタイルの道へ進んだ。「やるからには日本一を目指したい」と独学で技を編み出していった。

 現在は仕事をしながら学校や保育園を回り、パフォーマンスを披露している。既成概念に縛られない技が子どもたちの自由な発想の手助けになれば、との思いがある。

 NBAにアピール映像を送るなど、海外にも目を向ける。「ボールを持った時、どんなことができるか、こんな動きをやってみようと考える。ボール一つで可能性はいくらでも広がる」と魅力を語った。