【東京】総務省の「全国戦災史実調査報告書」に沖縄戦の被害記録が抜け落ちている問題で、浦崎唯昭副知事は26日午前、総務省で佐伯修司・大臣官房審議官と面談し、沖縄戦の戦災記録を残すよう要請した。

総務省の佐伯修司・大臣官房審議官(左端)に沖縄戦の戦災記録を残すよう要請する浦崎唯昭副知事(右から2人目)=26日午前、総務省

 要請後に取材に応じた浦崎氏によると、佐伯氏は沖縄県の戦災資料が復帰後の調査で抜けていたことに対し「沖縄県民の気持ちを察する。今後、県と協力しながら記録を残していきたい」との考えを示したという。

 浦崎氏は、10・10空襲や対馬丸撃沈の被害についても説明。「先の大戦におけるわが国の戦災の惨禍を後世に伝える上で、住民を巻き込んだ地上戦が行われ、苛烈な戦場となった沖縄県の戦災に関する記録は欠かすことができない極めて重要なものだ」と国の責任で記録を保存するよう求めた。