9秒でまるわかり!

  • 石垣島への自衛隊配備先として島中央の市有地が提示された
  • ミサイル部隊など500~600人規模で、射撃場や火薬庫も予定
  • 隣接する開南集落の住民からは「寝耳に水」と驚きや反対の声も

 【石垣】若宮健嗣副防衛相は26日、石垣島への陸上自衛隊配備候補地を、島の中央部にある開南集落から西に約500メートルの市有地としたことを初めて明らかにした。警備部隊や地対空・地対艦のミサイル部隊を配備する予定で、規模は500~600人程度。同日、石垣市役所に中山義隆市長を訪ねて「自衛隊の空白地域を早く解消したい」と述べ、早期配備への協力を求めた。

石垣島の自衛隊部隊配備候補地

 配備計画では、候補地に隊庁舎や射撃場、火薬庫などを建設予定。防衛省内には物資や急患輸送を担う陸自ヘリコプター部隊を石垣に配備する計画もあり、ヘリ要員を合わせると700~800人規模に膨れあがる可能性がある。

 一方、隣接する開南集落の住民は「寝耳に水」と驚き、配備反対を訴える声が相次いだ。

 防衛省関係者によると、石垣への配備は次期中期防衛力整備計画(2019~23年度)内の実現を目指す。

 候補地は、防衛省が13年から事前調査を実施。ことし5月から、絞り込み作業を続けていた。若宮氏は開南集落西側を選定したことに「地形や用地取得の容易性など、さまざまな観点で絞った」と述べた。

 中山市長には、南西諸島で緊張が高まっているとし「自衛隊配備空白地の防衛態勢の充実、強化」への協力を繰り返し求めた。

 石垣島に部隊を配備する理由は(1)現状では島しょ防衛や大規模災害で適切に対応できる体制がない(2)島内に空港、港湾が整備され、先島諸島のほぼ中心にあり、迅速な初動対応が可能な地理的優位性がある(3)隊員や家族を受け入れ可能な生活インフラが十分に整備されている-を挙げた。

 住民への説明は「市議会の議論などを見守りつつ、具体的に進めていく時には懇切丁寧に説明していきたい」と述べた。