【東京】総務省が1977年~2009年度まで毎年まとめた「全国戦災史実調査報告書」に沖縄戦の被害記録が抜け落ちている問題で、浦崎唯昭副知事は26日、総務省で佐伯修司・大臣官房審議官と面談し、沖縄戦の戦災記録を盛り込むよう要請した。要請は高市早苗総務相宛て。

総務省の佐伯修司審議官(左)に沖縄戦の戦災記録を盛り込むよう要請する浦崎唯昭副知事=26日、総務省

 要請後、取材に応じた浦崎氏によると、佐伯氏は沖縄の戦災資料が復帰後の調査で抜けていたことに対し「沖縄県民の気持ちを察する。今後、県と協力しながら記録を残していきたい」との考えを示したという。

 浦崎氏は、10・10空襲や対馬丸撃沈の被害についても説明。「先の大戦におけるわが国の戦災の惨禍を後世に伝える上で、住民を巻き込んだ地上戦が行われ、苛烈な戦場となった沖縄県の戦災に関する記録は、欠かすことができない極めて重要なものだ」と国の責任で沖縄戦の記録を保存するよう求めた。