盲導犬の貸与式が25日、那覇市松尾の沖縄視覚障害者福祉センターであった。4年前に視野が狭まる病気になった今帰仁村の與那嶺美智子さん(47)は、沖縄県内で実働する盲導犬として5頭目となるラブラドルレトリバーの「ルカ」と一緒に式に出席し、「最高のパートナーに出会えた。病気を忘れるくらい毎日が楽しい」と喜んだ。

與那嶺美智子さんと盲導犬のルカ=25日、那覇市・沖縄視覚障害者福祉センター

 ルカは2歳の雄。オーストラリアのメルボルン生まれで、大阪にある盲導犬訓練所「日本ライトハウス」で育った。

 與那嶺さんは、これまでの共同訓練、半年前から共同生活していることを説明しながら「ルカに会うまで、家に閉じこもっていたけど、今は違う」と笑顔。「今帰仁村では、初めての盲導犬で地域の人たちも興味津々。村内のイベントや孫が通う保育園の行事にも、ルカと一緒に参加している」と声を弾ませた。

 貸与式であいさつする與那嶺さんのそばで、じっと前を見て仕事をしていたルカ。家ではハーネスを外すと與那嶺さんに甘え、一緒にボール遊びを楽しんでいるという。

 共同訓練の様子を見てきた同訓練所の桒木(くわき)雄介訓練士は「相性はバッチリ。お互いになくてはならない存在になっている」と目を細めた。

 県視覚障害者福祉協会の山田親幸会長は「素晴らしいパートナーと出会えて本当に良かった。地域の活動にもどんどん参加してほしい。私は戌(いぬ)年なので、パートナーがいたらとても仲良くなれたと思う。もっと盲導犬の数が増えてほしい」と話した。