沖縄戦中の生存者と戦没者の足取りをたどった「沖縄戦デジタルアーカイブ」が27日、「第19回文化庁メディア芸術祭」と「2015年アジアデジタルアート大賞展」(各同実行委員会主催)での入選が発表された。アーカイブは沖縄タイムス社、首都大学東京の渡邉英徳研究室、GIS沖縄(渡邊康志主宰)の共同制作。

沖縄タイムス社、首都大学東京の渡邉英徳研究室、GIS沖縄が共同制作した「沖縄戦デジタルアーカイブ」

沖縄タイムス社、首都大学東京の渡邉英徳研究室、GIS沖縄が共同制作した「沖縄戦デジタルアーカイブ」

 文化庁メディア芸術祭は、高い芸術性と創造性のある優れたメディア作品を顕彰する総合フェスティバル。今年は国内外から過去最多となる4417作品の応募があった。アーカイブは、アート部門1946作品の中から審査委員会推薦作品に選出された。

 アジアデジタルアート大賞展は、論理的な思考と高い芸術的感性がテーマの世界レベルのメディアアート作品展。アーカイブはエンターテインメント(産業応用)部門で入賞作品に選ばれた。沖縄と新聞社の受賞は初めて。

 アーカイブは、新聞記事にデジタル技術を掛け合わせ、沖縄戦を次代に継承していく新たな試み。戦後70年、戦況に翻弄(ほんろう)された命の足跡を検証した。

 作品は2016年2月、文化庁メディア芸術祭が国立新美術館、アジアデジタルアート大賞展は福岡アジア美術館で展示される予定。