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  • 名護市辺野古で見つかった土器などの出土品が文化財と認定された
  • 土器や石器など17点で、貝塚時代後期(2000~800年前)の磨石もある
  • 市教委は遺跡認定の申請を検討。認定されれば新基地建設に影響も

 米軍の新基地建設が計画されている名護市辺野古のキャンプ・シュワブの海岸で見つかった土器などの出土品について、沖縄県教育委員会は27日、文化財と認定した。シュワブ内では文化財の発見が相次いでおり、基地建設に影響する可能性がある。

土器・石器が見つかった場所

 出土品は土器や石器、陶磁器類など17点。年代は混在しており、古いものでは貝塚時代後期(2千年~800年前)の土器片や磨石(すりいし)(木の実などをすりつぶす石器)が含まれている。

 出土品があったのは、辺野古崎周辺や北側海岸一帯の地表で、基地建設に伴う仮設道路や仮設岸壁の予定地にかかる。名護市教育委員会は今後、新たな遺跡として位置付けられないか検討を進める。

 県教委文化財課によると、近接する内陸部に眠っている遺跡から土器などが流れ出たことも考えられるという。

 市教委は今年7月から発見場所近くで試掘調査を続けており、この結果も踏まえて、遺跡の認定申請を出すか見極める方針だ。

 遺跡として認定されれば、建設工事に先だって試掘や本調査をしなければならない。遺跡の範囲外から遺構や出土品が見つかった場合も同様な対応が必要で、基地建設がずれ込む可能性もある。

 シュワブの海岸では文化財「碇石(いかりいし)」も見つかっており、市教委が付近を目視調査する中で今回の出土品を発見。県教委は文化財保護法に基づいて鑑定していた。