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  • 沖縄のホテル稼働率が4年連続で増加し、2007年の水準を超えた
  • リーマンショックで低迷が続いたが、LCC就航などで12年から回復
  • 下がり続けていた客室単価も増加したが、回復には時間かかりそう

 りゅうぎん総合研究所(池端透社長)は27日、県内ホテルの客室稼働率や客室単価の推移を調べたリポート「最近のホテル稼働状況について」を発表した。観光客の増加を背景に県内ホテルの稼働率は2012年から4年連続で上昇し、15年は過去10年でピークだった07年のリーマンショック前の水準を上回った。一方、客室単価はことしから増加に転じたものの、07年の水準に回復するまでには時間を要すると見通した。

県内主要ホテルの稼動状況

 県内の主要19ホテルを対象に調査。05年からの1~9月の客室稼働率と客室単価を比較した。

 客室稼働率はリーマンショックによる不景気の影響で、08年から落ち込み、低迷が続いていたが、格安航空(LCC)の新規就航などで航空路線が拡充され、12年から上昇に転じた。15年の1~9月は88・1%とリーマンショック前の水準を上回っている。

 一方、客室単価は09年から減少。6年連続で前年を下回ったが、15年から増加に転じた。客室稼働率の回復時期より遅れていることについて、「リーマンショック以降もホテル数は増えており、供給増加による競争激化で客室単価は下降していた」と分析した。

 観光客は37カ月連続で増えており、客室稼働率も好調が続き、需給バランスが改善。ことしに入り、ホテル業界でも客室単価を引き上げる機運が高まっているという。

 低価格で提供する傾向のあった外国人観光客も国内客向けの価格水準に近づいており、「ホテル稼働は好調に推移している」とした。