沖縄県の中城村が2018年度から、学力向上などを目的に村内2小学校の1~3学年を対象に学級数を増やし、1学級15人程度とする少人数学級の導入を、村議会3月定例会で提案することが23日、分かった。県教育委員会によると、実現すれば市町村独自で少人数制を導入する県内小学校は初とみられる。

 村内3小学校のうち、空き教室のある中城小と津覇小で導入される。人口増加が続く村南上原を校区とする中城南小は、空き教室がないため実施されない。

 18年度は、約20~30人で学級を構成する場合と比べて中城小で4、津覇小で3クラス増える。学級増に伴い増員される教諭7人は、村が雇用する。21年度までの4年間をモデル事業として提案し、18年度は予算を5千万円と試算する。包括協定を結ぶ琉球大学と事業の検証も行う。

 村教委の比嘉良治教育長は、対象学年を低学年としたことを「学級の人数を減らすことによって、手のかかる時期に細やかな指導ができるようになる。ある程度の基礎学力を身に付けることで高学年、中学校とスムーズに移行できる」と説明。教諭の負担減も見込み、効果に期待する。

 導入できない小学校があることは「実施できない学校もマイナスにはならない。まずはできる所でやってみたい」と話した。

 県は公立小中学校で児童・生徒の定数を40人未満とする「少人数学級」の対象学年を段階的に広げている。小1、2年は30人学級。18年度から小6が新たに適応され、小3~中1までが35人学級となる。

 市町村単独の少人数学級の取り組みとしては、金武町が15年度から、中2、3年の35人学級を独自の財源で導入している。