【石川達也通信員】ブラジル沖縄県人会ヴィラ・カロン支部(上原テーリオ会長)は7、8の両日、『第13回沖縄祭り』を同支部前のマンシェステル・クラブで開催した。過去最高の約3万人が来場。集客の最大の原動力になったのは、特別ゲストとして両日公演を行った人気バンド「BEGIN」だ。

観客を沸かせた『BEGIN』比嘉栄昇さん

 7日午後8時すぎ、「BEGIN」の出演が間近になるころには1万人が集まった。今回で3回目のブラジル公演となる3人が姿を現すと、大きな拍手と共に「おかえり」の声が上がり、3人は「ただいま!」と返した。

 「バルーン」「シュハスコ」など、ブラジル風の曲目から始まり、中盤には地元のエイサー隊と競演し、観客を沸かせた。代表曲「涙そうそう」「島人ぬ宝」も披露。アンコールでは、5曲を演奏した。計15曲の最後には観客全員が立ち上がり、1万人が「総カチャーシー」状態に。2日目は友人のブラジル人ミュージシャンが多数応援に駆け付けるなど、初日同様に祭りを盛り上げた。

 17年来の「BEGIN」ファンというジョナス・ダダット・ミットさん(29)、ルアナ・ガブリエラ・ミットさん(50)夫妻は、会場から約千キロ離れたブラジルの最南端、リオ・グランデ・ド・スル州から長距離バスに20時間乗って駆け付けた。「彼らの曲にはサウダージ(郷愁)がある。本当に素晴らしかった」と興奮した様子で感想を語った。

 祭り会場には100を超す店が並び、市内の沖縄料理店も数多く出店。県人同士が交流する場にもなった。