【名護】歌手の加藤登紀子さんと古謝美佐子さんが29日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れ、新基地建設に反対し座り込みを続ける市民らを激励。加藤さんは「エールを送るつもりが、皆さんの姿に私の方が勇気をもらった」と目を潤ませた。

ゲート前で「童神」などを歌う加藤登紀子さん(左)と古謝美佐子さん=29日、名護市辺野古・米軍キャンプ・シュワブゲート前

 2010年にも辺野古のテント村を訪れた加藤さんは「皆さんの思いはしっかり根を張り、明るい色の花を咲かせている」。辺野古の闘いは日本の向かう道を決定づけるとし「ここは平和の要。ともに頑張りましょう」と呼び掛けた。

 古謝さんも「私たちから手を差し伸べて基地を造らせた訳ではない。これ以上の負担はいらない」と力を込めた。2人は「童神(わらびがみ)」やゲート前でよく歌われている加藤さんの「美しき五月のパリ」の替え歌を披露。市民らも「沖縄の未来は沖縄が拓(ひら)く」と声を合わせた。辺野古沖では沖縄防衛局による作業は確認されなかった。