沖縄県の南城市知念安座真に住む藤原明美さん(54)が、「共同売店」の立ち上げに挑戦している。買い物とゆんたくの場所を提供し、住民や観光客の交流の場にしたいと意気込む。沖縄タイムスのクラウドファンディングサイト「Link-U」(2月末まで)やフェイスブック「あざま共同売店」で支援を募っている。

共同売店の立ち上げに挑む藤原明美さん=22日、南城市知念安座真

共同売店の立ち上げに挑む藤原明美さん=22日、南城市知念安座真

 岡山県で生まれ育った藤原さんは2015年に沖縄へ移住し、昨年2月に安座真へ引っ越した。それまで何度か旅行で久高島を訪れていて、フェリー乗り場がある安座真はなじみの土地だ。「自分の思い描く沖縄はここ。沖縄に来た実感でいっぱい」と笑う。

 知人も増え交流も深まり、なんじょう市民大学に通うなど安座真を知れば知るほど、「自分にも何かできないか」と思いが募った。藤原さんは日々の生活を振り返り、買い忘れなど少しの日用品の買い物も車を出さないといけないこと、みんなが気軽に集まれる場所がないことに気付き、「共同売店」立ち上げを決めた。売店はフェリー乗り場近くを予定し、コンテナを改装する。日用品や軽食を置き、「誰でもいつでも気軽に来られる場所」を目指す。

 名護市や国頭村の共同売店を巡って話を聞き、行政の補助制度も調べるなど、今年5月の開店に向けて駆け回る藤原さん。住民だけではなく、久高島へ渡る観光客の交流も視野に入れる。「両者により魅力的な安座真にしたい。移住者の私だからできることを形にしたい」と話した。