【東京】環境省は30日、泡瀬干潟のラムサール条約登録に関して、2018年の登録へ向け前向きに準備を進める考えを示した。同日、国会内で面会した環境保護団体「泡瀬干潟を守る会」の要請に答えた。

2018年のラムサール登録へ向け、要請文を読み上げる泡瀬干潟を守る連絡会の前川盛治事務局長(右)=30日、国会内

 環境省自然環境局野生生物課の奥田直久課長は、同条約の登録に必要な(1)地元の合意形成(2)環境省による鳥獣保護区指定-の実現を条件に挙げた上で「環境省として登録へ全力を尽くしたい」と述べ、前向きな姿勢を示した。

 面会後、守る会の前川盛治事務局長は「前進のある回答で評価したい。鳥獣保護区指定に向けた県との連携も含め、地元の合意形成に最大限努力したい」と歓迎した。

 一方、同会は泡瀬干潟の埋め立て事業の検証や見直しを求めたが、環境省は「公有水面埋立法に基づき環境への配慮はなされている。見直しはできない」と否定した。