総務省と県統計課は30日、経済版国勢調査といわれる2014年の「経済センサス」を発表した。県内の民間事業所数は6万8117事業所で、12年の調査に比べて1・2%増加した。全国は0・2%増で、県の増加率は全国で6位。従業者の総数は54万3072人で、前回より2万8270人(5・5%)増となり増加率は全国3位だった。14年7月1日時点の調査結果を集計した。

 産業別で従業者数が最も増えたのは医療・福祉で1万5382人増。次いで労働者派遣業などのサービス業(他に分類されないもの)で4414人、卸売業・小売業で4114人だった。

 県の担当者などによると、事業所や従業者数の増加には、高齢社会にともなう介護といった医療福祉分野の需要増や、県内を訪れる観光客の増加などにより観光業関連の需要が高まったことなどが要因とされる。また女性従業者数の増加率は7・7%で東京都に次ぐ全国2位。全国的に減少が続く個人経営の事業所の県内の割合は56・2%で、全国で最も高かった。

 新設された事業所は全体の2割を占める1万3757事業所。前回調査以降に廃業したのは1万2924事業所だった。