琉球王朝時代から続く紅型3宗家の一つ、城間びんがた工房(那覇市首里山川町)が初の三代継承展を1日から県立博物館美術館特別展示室で開く。第14代の故栄喜さん、第15代栄順さん、第16代栄市さんの作品約65点が一堂に並ぶ。入場無料。6日まで。

初の三代継承展に意欲を燃やす15代の城間栄順さん=沖縄タイムス社

 3氏とも沖展会員。栄喜さんは戦後、紅型の復興に尽力し、栄順さんや娘の玉那覇道子さん、藤村玲子さんらも育てた。栄順さんは紅型を和装に取り入れたり、栄喜さんは今年の日本伝統工芸展で新人賞を受賞するなど活躍している。

 栄順さんは「おやじも80歳を超えてから個展を開いた。私も81歳で開ける。仕事を任せている息子が今後は時代のニーズに合った紅型を作ってほしい」と目を細めた。初日は午後2時から「城間」の工房で学んだこともある県立芸術大学の渡名喜はるみ教授を交えてフリートークセッションを開催。午後3時からは栄市さんとアートディレクターの重冨健一郎氏が「伝統と創造」と題してシンポジウムを開く。