フェイスブックをやめたら幸せになる? ネット交流サイト「フェイスブック」の利用をやめた人は、続けた人に比べて生活の満足度が高まった

▼デンマークのシンクタンクがこんな実験結果を公表した(11月30日付)。他人の投稿をうらやむ傾向があり「自分に何が必要かより、他人が何を持っているか気にするようになる」と分析する

▼いまやビジネスや教育など幅広い分野で情報発信、収集に欠かせない会員制交流サイト(SNS)。だが、そのかかわり方で生活の満足度が変わるとなれば聞き捨てならない

▼内閣府の若者の意識調査で、諸外国と比べ日本の若者は「自分への満足感」が低いとの結果がある。それは「他者にとって自分は役立つ存在か」といったいわゆる他者の評価と結びついているという

▼当然ながら比べることで学び、気づかされることも多い。しかし、他人ばかり気にしては自身を見失うことにもつながりかねない。生活の満足度や幸福感が他者との比較によって左右されてはあまりにも悲しい

▼「世評に無関心であることは一つの力であり、同時に幸福の源泉でもある」。英国の哲学者ラッセルは『幸福論』でこう述べている。他人の目を気にせず、自分らしくいる大切さなのだろう。SNSの利用が自身にとって「いいね」と言えるか見直すのもいいのでは。(赤嶺由紀子)