沖縄県内でサッカークラブを運営するNPO法人ヴィクサーレスポーツクラブ(加藤久理事長)は1日、女子チームのナビィータが来年から本格的に「なでしこリーグ」参入を目指し、強化に取り組むことを発表した。14日に記者会見を開き、来年1月10日には入団セレクションを行う予定だ。なでしこリーグ参戦に向け、まずは3部のチャレンジリーグ入りを目指す。

九州女子ユース選手権で準優勝したヴィクサーレ沖縄FCナビィータのメンバー=10月、長崎県(提供)

 ナビィータは2006年に活動開始し、県内の小中高生を対象に選手を育成している。11年には九州女子ユース(U-15)選手権県予選で優勝。その後も実績を重ね、県内を代表する女子チームとなった。ことし1月の全日本女子ユース選手権では3位に入るなど、着実に力をつけている。

 元日本代表選手で、Jリーグのヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)などで監督を務めた加藤理事長は「沖縄の女子高生のサッカー部員登録者数は全国で3番目に多く、地方では突出している」と女子サッカー熱の高さを指摘。卒業後の受け皿が少なく、優秀な選手が沖縄から流出している現状に対し「当クラブがサッカーを継続できる環境を整えることで育成、強化が図られ、全国リーグ参戦で地域活性化にもつながるものと考えている」と意義を説明した。

 また今回のチーム強化に向け、沖縄銀行とリウボウホールディングスが支援に名乗りを上げた。沖銀の玉城義昭頭取は「女子サッカーを盛り上げ、女性が輝く社会の実現に向けてお手伝いできればと考えている」、リウボウHDの糸数剛一社長は「日本のトップチームを目指すという現実的なロマンに向かって、県内でさらなる支援の輪が広がることを願う」と、チームを通じてそれぞれコメントを発表した。

 県内では既に、14年に設立された琉球デイゴスがリーグ参入を目指して活動している。