名護市辺野古の新基地建設に伴う埋立承認取り消しを違法として、国が翁長雄志知事を相手に起こした代執行訴訟の第1回口頭弁論が2日、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で開かれた。翁長知事は意見陳述で、「沖縄や日本の未来を切り開く判断をお願いします」と裁判長に訴えた。県側は稲嶺進名護市長など8人の証人尋問を裁判所に申し出る予定。

辺野古代執行訴訟で福岡高裁那覇支部へ入廷する翁長雄志知事=2日午後1時40分、那覇市樋川

 口頭弁論で国側は、新基地建設は国の安全保障などに関わる問題で、知事の判断権は限定的などと訴えている。県側は公有水面埋立法に基づいて知事が判断する際、外交や国防といった要素を特別扱いしていないと指摘。知事の承認取り消しは適法だと反論している。