【東京】農林水産省は3日、2016年産サトウキビの交付金額を15年産と同額の1トン当たり1万6420円で据え置く方針を決めた。同日午前に自民党本部であった同党農林水産戦略調査会・農林部会の合同会議で決定が報告された。

天井クレーンで工場内に送り込まれるサトウキビ

 取りまとめにあたった宮下一郎同党野菜・果樹・畑作物等対策小委員長は、財務当局から減額の意見があった経緯を説明した上で「産地での本格的な増産基調に乗せるため、生産者の前向きな意欲を後押ししたい」と同額維持の理由を説明。また、台風や干ばつ、病害虫発生などの不測の事態に対応するための「さとうきび増産基金(セーフティーネット基金)」の来年度の継続措置も決まった。

 会議に出席した新崎弘光JA沖縄中央会会長は「沖縄の基幹作物のサトウキビの生産回復に向けて一定の配慮をいただいたことに感謝する。今回の決定を前向きにとらえ、増産に向けて関係者一丸となって取り組みたい」と述べた。

■農家配慮に感謝 翁長知事

 翁長雄志知事はサトウキビ交付金据え置きの決定に「サトウキビ農家が意欲をもって生産に取り組めるよう、政府に配慮していただいたものと理解している。農林水産省をはじめ、関係国会議員等の皆さまのご尽力に対し深く感謝申し上げる」とコメントした。