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  • パン製造のオキコが台湾ファミリーマートと合弁会社を設立する
  • オキコの技術指導で、2017年から台湾の3000店舗にパンを供給へ
  • 台湾の味覚にアレンジし、1年後には60種類20万個を製造する計画

 沖縄県内パン製造大手のオキコ(西原町、仲田龍男社長)は、台湾ファミリーマート(全家便利商店、台北市、葉栄廷CEO)と共同出資し、台湾ファミリーマート約3千店舗にパンを供給する合弁会社を設立することが3日までに分かった。両社は11月末に合意、来年2月に新会社を設立する。オキコが製造技術などを指導し、2017年1月に稼働予定の台湾ファミリーマートの新工場で生産を始める。オキコの海外企業への技術協力は初めて。

パン製造の合弁会社設立に調印したオキコの仲田龍男社長(左)、全家便利商店の葉栄廷CEO=台北市、全家便利商店

オキコのパン

パン製造の合弁会社設立に調印したオキコの仲田龍男社長(左)、全家便利商店の葉栄廷CEO=台北市、全家便利商店 オキコのパン

 仲田社長、葉CEOは11月30日、台北市の台湾ファミリーマート本社で調印を交わした。出資金は8億円(台湾ファミリーマート7億5千万円、オキコ5千万円)。

 新会社設立を前提に、オキコは8月から台湾ファミリーマートの職員5人を受け入れ、製造や営業、商品開発を指導。オキコが持つレシピを基に、台湾の味覚にアレンジする。品質やバラエティーの豊富さをアピールし、台湾でパン食文化を普及させ、需要開拓を目指す。

 新工場は台湾北西部、新竹県にある総菜の生産拠点「鮮食生産センター」の敷地に、台湾ファミリーマートが約56億円で建設。約7600平方メートルの工場に食パン一つ、菓子パン二つの生産ラインを整備。オキコは稼働時に生産管理担当者などを派遣し、1年後には約60種類、約20万個のパンを製造する計画だ。

 オキコはパン製造で実績や信頼を築き、台湾での新たなビジネスにつなげる布石にしたいとの考えもある。城間保取締役・生産本部長は「台湾ファミリーマートの期待に応えるため、全力を尽くす」と強調した。(長浜真吾)