【名護】琉球大の渡嘉敷健准教授(環境工学・騒音)は4日、名護市の小中学生1754人が回答した米軍機騒音のアンケート結果を発表した。計58%が「学校で飛行機やヘリの音が気になったことがよくある」あるいは「ある」と答えた。市教育委員会が協力し、昨年3月に全域の15校から回答を得た。

航空機騒音の小中学生アンケートで寄せられた苦情の一部

沖縄工業高等専門学校近くを飛行する米軍オスプレイ=2012年10月、名護市辺野古

航空機騒音の小中学生アンケートで寄せられた苦情の一部 沖縄工業高等専門学校近くを飛行する米軍オスプレイ=2012年10月、名護市辺野古

 県内では過去に例のない大規模調査で、渡嘉敷准教授は「市内の広い範囲がオスプレイなどの訓練場所になっている。学校の音環境を守るためには飛行を止めるしかない」と指摘した。

 自由記述では、「耳にゴーンと音が入ってくる」「窓やゆかにしんどうがくる」「しゅう中できない」(原文ママ)など、苦情が並んだ。「でも、もうなれたし」と諦めを書いた生徒もいた。

 オスプレイと他の航空機のどちらがうるさいかを聞いた設問では、「オスプレイ」との回答が73%と圧倒的だった

 辺野古新基地をめぐる代執行訴訟で、県が証人申請した渡嘉敷准教授は、提出済みの陳述書でも結果を引用。騒音被害が既に大きいことを指摘した。