第一航空(本社・大阪)は4月から那覇-粟国路線を運休する。木田準一社長は28日、沖縄タイムスの取材に「構造的な赤字を抱える生活路線で国、県、粟国村の補助金も3月末に切れる。運航を継続できない」と説明した。

約2年5カ月運休した那覇―粟国航空路線で、粟国空港に到着した第一航空の再開第1便

 同社は2015年8月に粟国空港で着陸失敗事故を起こし、約2年5カ月間運休。1月に毎日2往復で再開したばかりだ。再運休は既に職員に通知。通常1カ月前からの搭乗予約も4月分は受け付けない。

 運航再開を巡り、県、離島首長、航空各社の「沖縄離島航空路線確保維持協議会」は17年12月、第一航空の再開計画と18年1~3月の赤字見込み約1億700万円を国、県、粟国村で補助すると認めた。一方で県と村は、4月から始まる18年度赤字見込み約2億6千万円は過大とみて、補助を認めなかった。

 同社は26日、県交通政策課に補助金拠出を打診したが不調に終わった。3月上旬、粟国村の新城静喜村長と協議し、今後の方針を決めたい考えだ。(南部報道部・堀川幸太郎)