【読谷】初の公選主席で初代沖縄県知事を務めた読谷村瀬名波出身の屋良朝苗さん(1902~97年)の功績を後世に伝える「屋良朝苗シンポジウム」(主催・同村)が6日、村座喜味の同村文化センターで開かれた=写真。生前の屋良さんとゆかりのあった人たちが、復帰運動にまい進した屋良さんの思いや功績を振り返り、人柄や魅力を語った。

石川元平さん

石川元平さん

 元県教職員組合委員長の石川元平さんは「屋良朝苗が遺したもの」をテーマに基調講演。政治運動の理論の一つとして、屋良さんが常に「固い壁を打ち破るためには、何度も衝突できる態勢が大事」と語り、大衆に支えられることも重要だと話していたことを紹介。「屋良先生の政治的思想は、現在でも学ぶべき部分が多くある」と伝えた。

 また、「二度と国家戦略の犠牲になってはいけない」という屋良さんの言葉を紹介し、「今、辺野古新基地建設の問題で、第二の捨て石作戦が強行されているのではないか」と懸念を訴えた。石川さんや屋良朝苗顕彰事業推進期成会の新垣實実行委員長、糸数慶子参院議員らによるパネルディスカッションもあった。