沖縄県浦添市西洲と宜野湾市宇地泊を結ぶ西海岸道路が18日に開通するのを前に、港川自治会(銘苅全郎会長)は2月28日、自治会員らを対象に同道路の見学会を開いた。35人が参加し、地域に開通する新道路を渡り初めした。参加者は道路を歩きながら、親しみのある地元の自然や橋の上からカーミージー周辺に広がるイノー(礁地)の景色を楽しんだ。

臨港道路浦添線から眺める自然海岸の景色に歓声を上げる地域住民ら=浦添市港川(港川自治会提供)

 新道路は、臨港道路浦添線と浦添北道路で、長さは約4・5キロ。臨港道路は米軍キャンプ・キンザー裏手の市西海岸に並行して通り、歩道から自然海岸やイノーが広がるカーミージー周辺の海浜を訪れることができる。浦添北道路は開通すると、自動車専用道路になる。

 宮城永吉さん(77)は「道路ができて昔と景色がだいぶ変わったけど、カーミージーの海がきれいに残されていて感動した。里浜を守る地元の活動のおかげで、イノーが埋め立てられずにすんでよかった」と笑顔。嘉陽宗保さん(86)は「子どもの頃から遊んでいた海を、橋の上から眺める景色は最高だね」と喜んだ。

 市は、カーミージー周辺の自然海浜やイノーを貴重な地域資源として保全し、環境学習や観光振興に生かすための「里浜条例」を昨年12月に制定。4月1日から施行し、道路開通に伴い想定される海浜利用者の急増に対応するためのルール作りを進める。