沖縄県の町田優知事公室長は7日の県議会一般質問で、県の基地政策に生かす目的で、県民を対象に地域安全保障に関する意識調査をしていることを明らかにした。昨年に続き2回目で、今年は新たに米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する政府方針への賛否を質問に盛り込んでいる。又吉清義氏(自民)への答弁。

 県によると、調査は無作為で抽出した県民3千人に調査票を送り回答を求める方式で、今月10日まで。町田氏は「県政の基地問題に対する基本的方針、取り組み方の参考にしていく」と説明した。

 調査は、中国や台湾、米国に親しみを感じるかどうかや知人の有無、本土の人に基地問題が理解されていると感じるか-など前回と共通する質問のほか、新たに辺野古移設への賛否、普天間飛行場が固定化されることをどう思うか-などの質問を追加した。新基地建設に反対する翁長県政の政策に生かすためとみられる。

 新しい県立八重山病院の建築工事の入札が2度不調となり着工が遅れている問題で、伊江朝次病院事業局長は「ことし中に何とか再々入札をしたい」と述べた。主な要因である八重山地区の労働者不足について、末吉幸満土木建築部長は県発注工事全般への対応として「地元の建設業界と意見交換しながら実情を踏まえもし足りないことになれば旅費や宿泊費の計上を考えないといけない」と述べた。砂川利勝氏(自民)に答えた。

 加藤達也県警本部長は認知症と診断された運転免許証の保持者が自主返納に応じず免許停止、取り消しの処分を受けた人数が2012年に3人、13年5人、14年は2人だったと明らかにした。仲田弘毅氏(自民)への答弁。

 久米島の兼城港ターミナルについて、末吉部長は「建築後約30年が経過し、建て替えが必要と認識している」と述べ、16年度に概略設計を始め18年度に完成を目指すと説明。波のうねりでフェリーの乗降に影響が出る粟国港は港内静穏度対策を進めており、本年度の実施設計を経て19年度の完成に向けて進めていると述べた。新垣良俊氏(自民)への答弁。