米軍普天間飛行場の周辺上空を飛行中の米軍機にレーザー光線とみられる強い光が照射されていた事件で、宜野湾署は7日、宜野湾市大山の会社経営の男(56)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。

米軍機へのレーザー照射で威力業務妨害の疑いで同行される容疑者(右)=7日午前10時25分、宜野湾市大山

 知人や近隣住人によると、逮捕された容疑者は10年余り前、東京から母親を連れて沖縄へ移住。母親は施設に入所し現在は1人暮らしで、周囲との付き合いもあいさつ程度だったという。近くに住む60代女性は「たまに立ち話はしたが、特に変わった印象はなかった」と、突然の逮捕に驚きを隠せない。

 知人男性によると、容疑者は以前から「ヘリがうるさい」などの理由で日常的に米軍ヘリにレーザー光を照射。気づいた米軍ヘリが容疑者宅の上空をホバリングしたこともあったが、気に留める様子は無かったという。

 容疑者は衣服をネット販売するアパレル会社を経営。ある女性タレントを有名にした写真撮影を手掛けた経験がある一方で、旧ソ連の国旗を自宅に掲げるなど独特の主義信条を持ち、潔癖な性格だったという。

 強い反基地感情を出すことはなかったが、男性は「本人いわく平和主義者で、基地も日米安保体制にも反対していた」と話し、「いつか逮捕されるかもしれないぞ、と忠告したが聞かなかった。どこか幼稚な感じもあった」と振り返った。