二十四節気の「大雪」もすぎ、暦の上では本格的な冬の到来のはずだが…。朝晩のひんやりした空気に師走を感じつつも、昼間のポカポカ陽気には季節を見失いそうになる

 ▼それでも手帳には「○○納め」や「忘年会」の文字が並んできた。佐藤製薬が働く男女を対象にしたアンケートで、そんな忘年会シーズンに6割の人が体調不良を感じると回答した

 ▼最も多かったのが「身体がだるい」。肝臓を何かしらいたわる活動「肝活」には「睡眠をよくとる」「休肝日」が挙がったが、「特に何もしていない」も3割ほどいた

 ▼県が2014年度に実施した県民の飲酒実態調査では、アルコール依存症が疑われる割合は全国の類似調査の約3倍だった。男性は全国の約2・3倍、女性は約5・8倍で、肝臓に優しくない県民性が浮かぶ

 ▼耳の痛い話だが、「適正飲酒量」を知っている割合も全国比で男女とも低い。厚生労働省のガイドラインの適正飲酒量は、1日平均純アルコール量20グラム程度。ピンとはこないが、ビール中ビン1本、日本酒1合など。この時期だからこそ、肝に銘じたい数値でもある

 ▼一年の節目は楽しく元気に振り返りたいもの。過去のサラリーマン川柳の秀句〈忘年会 忘れたいこと また増える〉を反面教師に、適量を心掛ける余裕と「肝活」も忘れずにいたい。(赤嶺由紀子)