【宮古島・竹富】沖縄県内最大のサトウキビ生産地である宮古島市の沖縄製糖宮古工場(砂川玄悠工場長)が8日、今期の製糖操業をスタートさせた。開始式に関係者が集まり、操業中の安全を祈願した。年内に操業を開始するのは2期連続。

大型トラックで工場敷地内に運ばれたサトウキビ=8日午前、宮古島市下地の沖縄製糖宮古工場

 砂川工場長は「(5度の)台風襲来と夏場の少雨傾向といった厳しい気象条件の中、塩害や干ばつの早期対応などで被害を最小限にとどめられた」とあいさつ。同工場では昨年に比べ744トン増の13万4千トンの生産量を予想。2月下旬の操業終了を予定している。

 下地敏彦市長は「県のサトウキビの約半分は宮古で生産されている。増産に向けて県や国に情報発信し、実現を図りたい」と語った。

 同市によると、多良間村を含む宮古圏域では32万4千トンの生産量を見込んでいるという。

 竹富町の西表製糖工場でも同日、製糖が始まった。今年3月に落成した同工場は、資材不足などで工期が延び、今季の春植えや株出しの作業にも影響が出た。

 同社は「今年は栽培サイクルを戻す第一歩の年。農家と工場が協力し、いい黒糖製品を作り出したい」とコメントした。

 今期は3月24日まで操業予定で、原料生産量は8500トン。